2014年4月6日日曜日

【ソロ】ナシ・リウェット(Nasi Liwet)

先週は中ジャワ州ソロ(スラカルタ)へ出張した。

ウォノギリ県を訪問するなど、2日間の仕事を終えて、ソロ・バラパン駅でスラバヤ行きの帰りの列車までまだ1時間ある。よし、それならば、ナシ・リウェット(Nasi Liwet)を食べに行こう! 早速、駅からタクシーに乗って、ナシ・リウェット屋が並ぶクプラボン・クロン(Keprabon Kulon)まで連れて行ってもらったが・・・。


時間は午後4時過ぎ。まだ開いていないのである。「たぶん、5時頃には開くと思うよ」と教えてくれるのはタクシーの運転手。でも、スラバヤ行きの「サンチャカ・ソレ」は5時5分にソロ・バラパン駅を出発するのだ。

ダメかな、と思っていると、ちょうど1軒、店を開け始めたところがあった。まだ、いろいろ準備中だったが、お願いして、食べさせてもらうことができた。



この店、1950年創業らしい。「おばあちゃんが始めたのよ」とナシ・リウェットを準備するおねえさんが答える。店が始まると、あのゴザが敷かれ、折りたたみの低いテーブルがここに並ぶのだな。

店の前の「カウンター」に座る。目の前には、ナシ・リウェットにのせる様々なおかずが並ぶ。鶏肉の塊(これをスライスする)、臓物、野菜を煮込んだスープなどなど。横にはニワトリの脚(チャカルという)があった。余談だが、ジャワ人はけっこう、チャカルが好きで、スラバヤでも、チャカル入りのワンタンメンを勧められたことがある。



これらをご飯の上に手際よく盛って、さっと野菜を煮込んだスープをかけ、ココナッツ・ミルク(サンタン)の固まりをてっぺんにつけてできあがり。


これを混ぜながら食べる。汁が絶妙な辛さで、鶏肉や臓物との相性がとても良い。プニュっとしたココナツ・ミルクの固まりがなんとも言えないアクセントになる。

実は、ソロ名物のナシ・リウェットを食べたのは2回めである。以前、24年前に、ジャカルタのブロックMの南側の屋台で、それを食べた。あのときのは、ココナツ・ミルクの固まりがもっとドロッとしていて、全体的に甘かった。

当時、ジャカルタで下宿していた大家さん(おとうさん)がソロの出身で、連れて行ってくれたのだ。本場のソロで、あのときよりずっと美味しいナシ・リウェットを食べながら、今は亡き「おとうさん」の笑顔をふっと思い出していた。

2014年3月7日金曜日

【スラバヤ】ラーメンバーガー@ラーメン希

食べたいけどどうしようかな。見るからに超ジャンクっぽいし・・・・。気にはなっていたが、なかなか食べようという気になれなかったのが、スラバヤのユニークなラーメン店、ラーメン希(のぞみ)のラーメンバーガーである。

たまたま、日本からお客さんが4人来ていて、私の本ブログで気になっていたラーメン屋に食べに行きたいということで、これがチャンス、とラーメン希へお連れすることができた。今度こそ、ラーメンバーガーだ。

各自、好きなラーメンを注文した後、一番年齢の若そうな客にラーメンバーガーを勧めたところ、乗ってきた。結局、4人で少しずつ味見をすることにした。

ラーメンバーガーは、オニオンリングやフライドポテトを従えて現れた。



これを4つに分けると、何となく広島風お好み焼きのように見えた。


肝心の味だが、意外にいけるのだ。思ったよりも油っこくなく、中身の具との相性もそれほど悪くもない。とはいっても、4等分したものでの評価なので、全部食べるとちょっと重くなるかもしれない。

でも、炭水化物大好きな若い子たちには意外に受けるのではないか、と思った。

ラーメン希には、さらなる挑戦を期待したい。


2014年2月26日水曜日

【クドゥス】さすが本場のソト・クドゥス

昼食としてはナシ・オポールで十分満足しつつも、本場のソト・クドゥスを食さずして、クドゥスを去る訳にはいかない。

向かった先は、クドゥスのやや大きめのパサール(市場)の一角。下の写真が入口。


中に一歩入ると、右も左もソト・クドゥス屋。何軒ものソト・クドゥス屋が軒を並べている。いずれもずいぶんと年季の入った店構えである。




筆者が入ったのは、Bu Ramidjanという店。どの店もカウンター形式で、客の目の前には様々なソト・クドゥス用の食材が並び、客が好みの食材を入れるよう告げると、その向こうで、おじさんやおばさんが手際よくソト・クドゥスを作ってくれる。



注文する際、「肉は鶏肉にするか、水牛肉にするか」と聞かれた。ソト・クドゥスといえば鶏肉だと思っていたのでちょっとびっくり。でも、もともとは水牛肉が元祖だったらしい。そこで、水牛肉にしてもらう。そういえば、チョト・マカッサルも、もともとは水牛の肉と臓物を食べるための料理だった。


これが水牛肉のソト・クドゥス。ご飯が中に入っているので、正確にはナシ・ソト・クドゥス。水牛肉なので固いイメージが合ったが、ええーっと思うくらい、柔らかくなった肉だった。水牛に特有の生臭さもない。

このソト・クドゥス、絶品だった。こんな美味しいソトを今まで食べたことがないぐらい、絶品だった。水牛肉の柔らかさ、キャベツやもやしの適度なシャキシャキ感、それに絡むスープとご飯、アクセント役の揚げニンニク。もう、たまらない。この美味しさを言葉にすることは難しい。これを食べるためだけでも、クドゥスに来て本当に良かったと思えた。

ソト・クドゥス屋では、最初に「ソトにするか、ピンダンにするか」と聞かれる。ピンダンというのは、酸っぱい味のスープである。次に「肉は鶏肉か、水牛肉か」と聞かれるのである。ちなみに、一緒に連れて行ってくれた運転手くんは、水牛肉のピンダン(下写真)を頼んだ。


ジャカルタでは、おそらく水牛肉を使ったソト・クドゥスは見かけないだろう。また、ピンダンを一緒に出すソト屋もないだろう。本場のソト・クドゥスに出会えてよかった。

余談だが、このBu Ramidjanという店で料理を出してくれたのはおじさんだったが、ふと向かいを見ると、同じようなソト・クドゥス屋があり、店の名はPak Ramidjanだった。そこでは、おばさんがソトを出している。この両者、どういう関係になっているのか聞いたが、要領のいい答えはもらえなかった。謎である。

2014年2月25日火曜日

【クドゥス】ナシ・オポール

スマランへ出張に行った際、たまたまクドゥスへも足を運んだ。クドゥスは、先般の大雨で川が氾濫し、川沿いから町中へかけて大洪水となり、道路が寸断された。筆者が行った時には、ちょうど、洪水でガタガタになった幹線道路の改修工事が行われていた。

ところで、クドゥスといえば、やはり食べなければならないのがソト・クドゥス。茶色っぽいスープに鶏肉の入った、ご飯との相性バッチリのソト・クドゥスは、ソトが大好きな自分の中では最も好きなインドネシア料理である。

ところが、運転手くんは、前日にスマランでソト・アヤム・バンゴンを食べたからという理由で、オポール・アヤムの店へ連れて行かれた。この店もクドゥスでは有名だそうで、特徴は、丸ごとの鶏肉ではなく、細かく切った鶏肉の上からココナッツミルクのソースがかかっていることである。


店の名前は、Nasi Opor Sunggingan。エアコンのない、普通の店構えである。出てきたナシ・オポールはこれ。


細かく裂いた鶏肉の上にココナッツミルクのソースがかかり、テンペや豆腐が添えられている。右下の緑色の葉っぱは・・・。


なんと、スプーンの代わりなのである。これでナシ・オポールをすくって食べる。これもなかなか乙なものであった。通常のオポールのようなこってり感はなく、あっさりした美味しいオポールだった。

しかし、やはり本場のソト・クドゥスを食べずに、クドゥスを離れるのは惜しい。そこで、ランチ第2弾、ソト・クドゥスを食べにもう1軒立ち寄ることにした。

この続きは次回。

2014年2月22日土曜日

【スマラン】毎度おなじみジャワの庶民料理

2月半ば、中ジャワ州の州都スマランで、毎度おなじみのジャワ料理を堪能してきた。

まずは、筆者が最も好きなペチェル(Pecel)。青菜、キャベツ、もやしなどのゆでた野菜に甘辛いピーナッツ・ソースをかけ、豆や小魚を入れたペイエ(Peye)と呼ばれるセンベイをかじりながら食べる。ジャワでは最もポピュラーな庶民料理で、ペチェルにご飯をつけたり、アヤム・ゴレンやテンペなどをつけることもできる。


今回訪れたのは、スマラン中心部シンパン・リマ(五叉路交差点)のフードコートにあるンボ・サドル(Mbok Sador)。この店だけが、長い行列を作っていた。


スラバヤで食べるペチェルと比べると、ピーナッツ・ソースがややあっさりで、より液状になっている。今回は、ご飯を付けなかったが、ヘルシーフードとして毎日食べても飽きない味だった。

次に紹介するのが、ソト・アヤム・バンコン(Soto Ayam Bangkong)。この店は、ジャカルタにもマカッサルにもあるが、スマランが本店だということを今回はじめて知った。店はシンパン・リマの割と近くにある。一見するとちょっと広めの何の変哲もない、エアコンもない素朴な店。お目当てのナシ・ソト(ご飯入りソト)を食べた。



ナシ・ソトと一緒に、プルクデル(小ぶりの芋コロッケ)、鶏皮の串刺し、ウズラの卵の串刺し、などが出てくる。ウズラの卵の串刺しと一緒にナシ・ソトを食べるのが、私のお気に入り。

スマランのソトは、スープが薄味で、トマトのかけらが浮いているのが特徴である。細かく切った揚げニンニクが香ばしい。


この店の椅子の配置が面白い。四角いテーブルを4つの長椅子が囲む形になっているのだ。店の人に聞いたが、理由はわからなかった。相席の見ず知らずの人々も、ここでナシ・ソトをすすりながらテーブルを囲むのは、何となくいい雰囲気である。


これらの料理は、スラバヤでももちろん食べられるが、スマランの場合、おいしくて、値段がスラバヤよりも安い感じがする。

日本料理屋や高級レストランの少ないスマランだが、こうしたジャワの庶民料理にはヘルシーで栄養価の高いものも少なくないのである。

2014年1月22日水曜日

【スラバヤ】 麺屋佐畑

2月20日、前から気になっていた麺屋佐畑へ行ってきた。

立地場所がEast Coast Centerという、スラバヤで最も東のショッピングモールにあり、筆者の住むスラバヤ西部から行くのはかなり遠い。たまたま、東部にある国立11月10日工科大学(スラバヤ工科大学と称することも多い)で午前中に用事があったので、これはチャンスと行ってきた。

お目当ては、味噌ラーメン。仙台味噌を使っている、というのが売り文句。

さっそく、辛味噌ラーメンを頼んだ。


まず、スープがしつこくないのに驚いた。鶏がベースのスープなので、さっぱりしていて、飽きない味である。一口目はちょっと物足りない感じだったのだが。

味噌ラーメンの麺は太め。醤油ラーメンは細麺を使っている。インドネシアで打った自家製の麺、固めのシコシコ感はないが、十分にいける。

あっさり系の味噌ラーメンとして、お勧めしたい。今なら、次回50%オフのクーポンがもらえる。



麺屋佐畑(Sabata Ramen)
East Coast Center Ruko Pakuwon City FR 1-10
Jl. Kejawen Putih Mutiara No. 17, Surabaya


2014年1月16日木曜日

【スラバヤ】 Soto Ayam Pak Sadi

ジャカルタに住んでいるとき、ソト・アヤムと言えば、ソト・アンベガン(Soto Ambangan)というのが有名だった。スラバヤのソト・アヤムらしい、ソト・マドゥラとは同じなのだろうか、などと色々なことを想像していた。

スラバヤに来て、ソト・アンベンガンを求めてアンベンガン通りに行ってみた。きっと、通りにたくさんのソト・アヤム屋が並んでいるだろうと思ったのである。嬉々として向かったが、アンベンガン通りは何の変哲もない殺風景な通りだった。そこに1軒、ポツンと立っていたのがSoto Ayam Ambengan Pak Sadiであった。ジャカルタをはじめ、全国にたくさんの支店を持つあのPak Sadiの本店である。

さすがに本店のSoto Ayamは美味しかった。スラバヤでは、ソト・アヤムのスープの中にご飯が入っているのが一般的で、それが絶妙な組み合わせだった。

そして、本店は美味しいが支店はちょっと・・・、という声をあちこちで聞いた。

先日、家の近くのPak Sadiの支店で、鶏肉以外に内臓や皮も入ったSoto Ayam Spesialを食べた。もちろん、ご飯はスープの中に入れたもの。



おいしかった。支店だけれども、おいしかった。